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こんにちは、Yです!
浪人後に陸上サークルで1500m3分台・5000m14分台を出した方法や経験を発信しています!
最近はフィットネスジムの普及により、トレッドミルを使用してトレーニングをおこなう人が増えています。
特に梅雨時や冬場などは、室内でトレッドミルを使ってjogをおこなう人も多いのではないでしょうか?
トレッドミルには様々なメリットがあるので、適宜トレーニングに組込むことで高い練習効果を得ることができます。
ただ、トレッドミルと屋外でのランニングには違いもあります。
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練習がトレッドミルに偏ることで生じるデメリットもあります。
そこで今回は、トレッドミルと屋外ランニングの違いについて解説していきます!
結論
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結論から言うと、トレッドミルでも屋外ランニングもトレーニング効果はほぼ同じだと言われています。
ただ、トレッドミルと屋外ランニングはバランス良く行うことが重要だとも言われています。
トレーニング効果がほとんど同じなのに、なぜバランス良く行う必要があるのか?
この点について、トレッドミルと屋外ランニングの違いについて触れながらご紹介していきます。
トレッドミルのメリット
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トレッドミルの主なメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 屋内で走れるので温度調節ができる
- 天候に左右されない
- 足場が良い
- ペース調節ができる
これだけのメリットを考えると、「練習の大部分をトレッドミルで代替できるのでは?」と感じる人もいるかと思います。
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ただ、トレッドミルと屋外ランニングは全く同じではないので、どちらか一方だけで充分だとは言えません。
トレッドミルと屋外ランニングの違い
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トレッドミルに対する見解は、研究者の間でも分かれているといいます。
例えば、トレッドミルは身体の中心が動かず、脚を前後に動かしているだけなので、ランニングとは根本的に別物だという研究者もいます。
その一方で、一定のスピードで走っているならば、空気抵抗が無いことを除けば実質的にはランニングと同じであるという見解もあります。
ただ、共通して言えるのはトレッドミルと屋外ランニングでは使われる筋肉が全く同じではないという点です。
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また上記に加えて、トレッドミルは室内で使用するために空気抵抗が生じないという点も挙げられます!
バージニア大学の研究
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では、トレッドミルと屋外ランニングは全くの別物なのでしょうか?
結論から言うと、様々な研究や有識者から「両者には大きな違いは無い」ということが分かっています。
2008年バージニア大学の研究では、トレッドミルと屋外ランニングの違いについて調査が行われました。
測定器具を備えたトレッドミルと高速カメラを使って、ランナーの関節の動きと衝撃が調べられました。
測定した結果、膝の動く方向やピーク時の負荷などは統計上有意な違いが見られたといいます。
しかし、全体としてトレッドミルは屋外ランニングにかなり近いものであると結論づけられています。
トレッドミルのデメリットをキャンセルする方法
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トレッドミルと屋外ランニングの違いは主に以下の2点に絞られます。
- 空気抵抗の有無
→室内では空気抵抗が生じない - 使われる筋肉が異なる
→路面の起伏や勾配の有無による
では、この2つの違いをキャンセルするにはどうすればよいのでしょうか?
トレッドミルに傾斜を設定する
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実は2つの違いのうち、1つ目の空気抵抗の有無についてはトレッドミルの傾斜を変更することで補うことできます。
25年以上オリンピック選手などのコーチをしてきたカナダ トロントの長距離走コーチピーター・ピムによると、トレッドミルに1%の傾斜を設定することで空気抵抗の無さを補うことができるといいます。
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通常、初期設定の段階ではトレッドミルに勾配はありません。
加えて、先述のとおり室内では空気抵抗が生じないため、結果的に屋外ランニングよりもやや強度が低くなってしまいます。
これを補完するために、屋外ランニングの代わりとしてトレッドミルを使用する際は少なくとも1%の傾斜を設定することをオススメします。
バランス良く走る
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一方、2つ目のトレッドミルと屋外ランニングでは使われる筋肉が異なるという点についてはどうすればよいのでしょうか?
結論から言うと、これについてはトレッドミルと屋外ランニングの両方をバランス良く行うしかありません。
ピーターはトレッドミルの大きなメリットとして「着地面の柔らかさ」を挙げています。
着地面が柔らかいと膝への負荷が少ないため、路上よりも多くのトレーニングを行うことができます。
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しかし、これこそが最大のデメリットでもあるとピーターは言います。
例えば、冬の間中トレッドミルばかりで走っていると屋外ランニングと同じ負荷が筋肉にかかりません。
そのため、いきなりロードレースに出場するとレース前半で筋肉に痛みや張りを感じるといいます。
これは、平坦な着地面上のみ走るトレッドミルでは起伏のある場所で姿勢を安定させるための筋肉を発達させにくいためだと言われています。
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ただ梅雨時など天候によっては、長期間ほとんど屋内でしかトレーニングができないという状況もあるかと思います…
そういったときは、ロードレースに出場する前に数回屋外ランニングをして身体を慣らすことをオススメします。
まとめ
今回はトレッドミルと屋外ランニングの違いについてご紹介しました。
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- トレッドミルと屋外ランニングのトレーニング効果はほぼ同じ
- ただ、屋外の固い路面に慣れるのに時間がかかるため、レース前は屋外ランニングで身体を慣らすことが重要
- トレッドミルの傾斜を0.5〜1°に設定すると風の抵抗と同じ負荷が得られる
トレッドミルは非常に便利かつ高いトレーニング効果を引き出すことができます。
ただ、いくら便利だとは言えトレッドミル過多に陥るとレースに支障をきたす可能性も出てきます。
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そのため、屋外ランニングとトレッドミルの両方をバランス良く組み込むことをオススメします!
また、屋外ランニングについても様々なコース(平坦・起伏)や路面(芝生・土・トラック・ロードなど)をバランス良く走ることが大切です。
以上、Yでした!
『良いトレーニング、無駄なトレーニング』(アレックス・ハッチソン著 草思社)
- 著者は元カナダ代表の長距離ランナー/物理学博士という経歴の持ち主
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