「レース終盤まで脚がもたずに失速してしまう、ラストスパートがかけられない」ということありませんか?
そういった悩みもハーフタイツを履くことで解決できるかもしれません。
そこで今回は、僕自身も使っている2XU(ツータイムズユー)のハーフタイツについて紹介していきます。
ハーフタイツの効果
その前に、そもそもハーフタイツにはどのような効果があるのでしょうか?
主に以下の効果があると言われています。
タイツで脚の筋肉を圧迫することで、心臓へ血液を戻す速度を上げることができます。
そして、血流を向上させると細胞から疲労物質を速やかに取り除くことができます。
持久力向上だけでなく、タイツを履くことで疲労回復にもつながるのです。
2XUのハーフタイツ
ここからは、僕自身がレースで使用した感想も踏まえて、2XUのハーフタイツについて紹介していきます。
ハーフタイツの種類
2XUのハーフタイツは全部で6種類あります。
正直どれも名前が似通っていて、違いがわかりにくいですよね…
そこで、それぞれの機能についてご紹介していきます。
各ハーフタイツの違い
各ハーフタイツの違いは、以下のとおりです。
中長距離ランナーにオススメのタイツ
このなかで皆さんにオススメしたいのが、
5.MCSランコンプショーツ と
6.エリートMCSランコンプレッションレースショート の2つです。
なぜなら、この2つのモデルは中長距離などの持久系競技に特化した仕様となっているからです。
レースでの着用を想定しているならMCS機能付きのタイツをオススメします。
PWXとは?MCSとは?
ちなみに、PWX、MCSとは以下のとおりです。
ハーフタイツの価格
各種ハーフタイツの価格は以下のとおりです。
正直、高いなって思いますよね。僕も最初は「ハーフタイツに1万円も出したくない」と思って買いませんでした。
ですが、友人がこのタイツを買ってから好記録を連発し始めたので、それを機に思い切って購入してみました。
そこで、ここからは実際に使用したうえでの感想について、皆さんにご紹介していこうと思います。
実際に履いてみた感想
ちなみに、僕自身が着用しているタイツはMCSランコンプショーツ(6種類のうち5つ目)です。
使用感・使ってみてどうだったか?
まず、履いてみて思ったのは「着圧がすごいな」ということです。太ももが常に圧迫されている感じがあって、初めは違和感を覚えるくらいでした。
ですが、走るとその着圧が丁度良いくらいに感じます。特にスピードを出して走る程、ハーフタイツの恩恵を得られるように感じました。
ハーフタイツって見た目はどれも同じように見えますけど、実際に履いてみると全然違うなというのが正直な感想です。
サイズ感は?
僕自身はXSを着用しています。
ちなみに、身長172cm 体重58kgです。
最初は腹部への圧迫感をやや感じましたが、走り出すとすぐに気にならなくなりました。
サイズを間違えると、キツすぎて履けなかったり、逆に緩すぎてハーフタイツの恩恵を受けられなくなります。
こちらのサイズ表でしっかり確認しましょう。
ベネフィット
タイツを履くことでどんな良いことがあるのか?
それは何と言っても、レース終盤でも脚がしっかり動くことです。
レース中も常に適度な圧迫が加えられることで、筋肉のブレが軽減されエネルギー消費量も減ります。
また個人的な感想ですが、脚の切り替えもスムーズになったように感じました。
仕様紹介(写真付き)
具体的にどんな仕様になっているのか、実際に購入したものを写真で紹介したいと思います。
今回、紹介するのはMCSランコンプショーツ(ゴールド)です。
※光の当たり具合により若干色が異なって見えますが、全て同じハーフタイツの写真です
・前面
・背面
背面には上部に3つのポケットがあり、左右両端と真ん中にそれぞれ付いています。
・背面ポケット
トラックのレースで使用する機会はあまり無いと思いますが、小銭や小型のゼリーなどを収納できます。
ハーフマラソンやフルマラソンなどのロードレースでは大いに役立ちます。
また、ロングjogなどの際にも「利便性+疲労回復」という点から重宝できます。
・ロゴ(大)
基本、2XUのタイツカラーとは「ロゴの色」を指します。
・ロゴ(小)
・裏面
大腿部に特殊な仕様が施されていますよね。
これがMCS(マッスル・コンテインメント・スタンピング)です。
MCSよりさらに大きな着圧が加えられ、筋肉の振動を抑えたりパフォーマンス向上を促進します。
・サイズ表記
・裏面アップ(MCS)
写真だけでは伝わりませんが、MCSの有無で着圧はかなり違います。
レースで着用する際の注意点:腰ナンバー
ハーフタイツをレースで着用する際に注意して欲しい事が1点あります。
それは腰ナンバーカードを留める順番です。
ランパンであれば履いてからでも安全ピンを通しやすいですが、ハーフタイツは肌に密着しているため針を通すのが難しく、刺さってしまう可能性も高いです。
そのため、事前に腰ナンバーカードを留めてから着用することをオススメします。
特に招集時間ギリギリでこれに気付くと、かなり焦ります。
心理的な面でレースにも影響することもあるので、腰ナンバーは事前に留めておきましょう。
口コミ
2XUのハーフタイツを着用されている方々は、どんな感想を持ったのでしょうか?
以下、実際に購入された方々のレビューです。
履き心地はフィット感がしっかりあります。走った感触は、太ももがブレず、振動を軽減させてくれていると思います。疲れの軽減はこれから長い距離を走って確かめますが、ラップが少し上がったので、推進力もあるように感じました。
評判通り着圧が強めですが、それがストレスになる事もなく履きやすいです。機能的にも見た目的にもオススメ出来ると思える商品でした。
(もちろん個人差はあると思いますが、僕自身もレース中に「推進力」を実感しました。)
また、トップランナーの佐藤悠基 選手(SGホールディングス)も2XUハーフタイツを着用しています。
メリット・デメリット
デメリットを挙げるとすれば、やはり価格が高いことです。
ただし価格が高い分、着圧による筋疲労の低減効果は抜群です。
実は僕自身、初めて2XUのハーフタイツを履いたレースで、人生初の5000m14分台を出すことができました。
3000m〜4000mを通過した後もいつもより脚に余裕があり、精神的にも余裕を持つことが出来ました。
その結果、当時の自己ベストを15’08”84→14‘43“10に更新できました。
もちろんハーフタイツの効果だけではないですが、着用することで数秒でも縮められるならメリットは大きいと個人的には感じています。
どんな人にオススメか?
ここまで2XUのハーフタイツについて紹介してきましたが、結局どんな人にオススメなのでしょうか?
最もオススメしたいのは、やはりレース終盤まで脚が持たずに後半失速してしまうというランナーの方です。
なぜなら、2XUのハーフタイツは着圧やMCS機能により、レース後半でも脚に余力を残せるからです。
また、ラストスパートをかける余力を残せれば、ラスト1周だけでも5〜10秒は稼ぐことができます。
自己ベスト更新のために数秒でも削り出したいという方にとって、その価値は十分あると思います。
高価格なタイツを買うべき理由
ハーフタイツを購入するのであれば、高価格なものを買うことをオススメします。
なぜなら安いハーフタイツを買っても、かえって出費がかさむことになるからです。
僕自身、最初は3000円くらいのハーフタイツを購入しましたが、着圧がほとんど無くコンプレッションウェアとしての恩恵は受けられませんでした。
後から買い直すことを考えれば、初めから2XUのハーフタイツを買うことをオススメします。
まとめ
今回は2XUのハーフタイツについて紹介しました。
もう一度、ハーフタイツの効果をおさらいしておきましょう。
また、中長距離ランナーにオススメの2XUハーフタイツはこちらの2つです。
・自己ベスト更新にむけて数秒でも削り出したい
・1500m3分台、5000m14分台を目指している
特にこのようなランナーの方は、ぜひ試してみてください。
先述しましたが、僕は初めて2XUのハーフタイツを履いたレースで、当時の自己ベストを15’08″74→14’43″10に更新できました。
試す価値は十分にあると思います。
陸上ブログの”Y-RUNNING.COM”を運営している” Y”といいます。詳しいプロフィールはこちら。この記事が気に入ったら、Twitterなどでシェアしてもらえると嬉しいです!
コメント