ランニングと筋トレ、どっちを先にやるべき?

練習方法・ケア
Y
Y

こんにちは、Yです!
浪人後に陸上サークルで1500m3分台・5000m14分台を出した方法や経験を発信しています!

「ランニングと筋トレって、どっちを先にやるべきなの?」

このサイトをご覧の皆さんなら、一度は疑問に思ったこともあるのではないでしょうか。

Y
Y

「ランだけじゃなく、補助トレーニング(筋トレ)も始めていくぞ!」と思った矢先…「あれ?」って思うことありますよね。

ただ、この疑問についてネットで調べてみると「筋肥大を目的とした回答」が多いように感じます。

そこで、今回は筋肥大・持久力向上というそれぞれの目的に応じた「筋トレとランニングの順番」について解説していきます。

ランニングと筋トレ、どっちが先?

結論から言うと、「自分にとって重要な方から先にやる」という順番で大丈夫です。

なぜ、「自分にとって重要な方から」なのか?詳しく解説していきます。

「持久力を強化するスイッチ」と「筋肉を肥大させるスイッチ」は同じ

なぜ、自分にとって重要な方から先にやるべきなのか?

それは「持久力を強化するスイッチ」と「筋肉を肥大させるスイッチ」が同じだからです。

そもそも、筋肥大・持久力向上のスイッチとはどういうものなのか?
まとめると以下の通りです。

筋肉肥大・持久力向上のスイッチ
  • 筋肉が肥大したり持久力が向上するのは、「能力を強化しよう!」という作用が細胞内で生じるため
  • その作用は「AMPキナーゼ」と呼ばれる酵素によって部分的に決定されることが分かっている
  • つまり、「AMPキナーゼ」=「筋肉・持久力の両方を強化するスイッチ」といえる

スイッチの問題点

ただ、このスイッチには1つ問題点があります。

それは、「筋肥大と持久力向上を同時に狙うことはできない」ということです。

スイッチの特徴
  • スイッチがONになると、「筋肥大」か「持久力向上」のどちらかに照準が絞られる
  • 「筋肥大」⇔「持久力向上」のスイッチを瞬時に切り替えることはできない
  • ランニングか筋トレ、最初におこなった方のスイッチがONになる

なので、自分にとって重要な方(=自分の強化したい方)から先にやるという順番がオススメです。

「じゃあ、筋トレとランニングを交互に行えば、ボディビルダーのような筋肉とトップランナー並みの持久力を兼ね備えられるの?」という疑問も聞こえてきそうですが…

これに関して言うと、答えはNOです。
毎日何時間も高重量でウエイトトレーニングを行えば、長距離に必要な持久力は身につきにくくなります。

練習の目的を明確にして、今の自分により重要なトレーニングから順番に取り組んでいきましょう。

まとめ

今回の内容をまとめると、以下のとおりです。

  • ランニングと筋トレは、「自分にとって重要な方から先にやるという順番でOK
  • どちらも重要な場合は、日によって順番を入れ替えながら行うと良い
  • ただし、ボディビルダーのような筋肉と一流ランナーの持久力を兼ね備えることはできな

自分の目的に合った順番でトレーニングを行うことが重要だということですね。

基本は「ランニング→筋トレ」という流れになるかと思いますが、練習意図があれば臨機応変に組み替えていくことも有効です。

目的意識を持ちながら、トレーニングを組み立てていきましょう。

以上、Yでした!

今回の参考書籍

『良いトレーニング、無駄なトレーニング』(アレックス・ハッチソン著 草思社)

僕自身も類似の書籍を何冊も読みましたが、トレーニングへ即応用できる情報がたくさん載っていて非常に参考となりました。

  • 著者は元カナダ代表の長距離ランナー/物理学博士という経歴の持ち主
  • 「目次が疑問形式で書かれている」ので、知りたいこと・気になることをピンポイントで知ることができる
  • 具体的なトレーニング方法、食事・水分補給のポイント、メンタルとパフォーマンスの関係など、幅広い情報が載っている

コメント

タイトルとURLをコピーしました